鉛筆の書き味 ―Hi-uni/ Mars Lumograph/ 大人の鉛筆―

私の趣味の一つに文房具がある。ものすごくいろんな文房具を試したとか、いろんなこと知っているとかそういうことはないんだけれでも、特に「書く」周辺の文房具に関してはそれなりにお金をかけてもいいかな、と思っている。

そのなかでも最近は「鉛筆」がマイブームだ。今日は私のお気に入り鉛筆3種を取り上げ、その書き味の違いを紹介する。

Hi-uni(三菱鉛筆

ひとつめはこちら。

三菱鉛筆 ハイユニ 2B HU2B ダース

三菱鉛筆 ハイユニ 2B HU2B ダース

定番中の定番中の定番、三菱鉛筆のHi-uniだ。
スタンダードタイプのユニが1本70円くらい(たしか)で買えるのに対して、Hi-uniは1本140円くらいする。しかし、その書き味は素晴らしい。「あぁ、鉛筆っていいなぁ。」と思わせてくれる逸品だ。

書き味を表現すると、「スラスラ」、もっと正確に言うと、「しゅらしゅら~」という感じである。印象としてはやわらかめの書き味で紙と芯がこすれる「しゅらしゅら~」という音が心地いい。

ステッドラー・ルモグラフ 製図用高級鉛筆(ステッドラー

ふたつめは、ドイツの筆記具メーカー・ステッドラールモグラフだ。

ステッドラーの最高級鉛筆ルモグラフの魅力 [ステーショナリー・文房具] All About

これも1本100円以上する鉛筆だ。一応「製図用」となっているのだが、別に普通にものを書くのに使って悪いことはなかろう。

ルモグラフの書き味を表現すると、「トゥルトゥルッ」という感じだ。芯がかなり硬いためか、紙と芯がこすれる音がHi-uniほどせず、芯がツルツル、トゥルトゥル紙の上をすべるような書き心地である。
また、芯が堅いため、4BくらいでHi-uniのB~2Bくらいの濃さになるような気がする。

大人の鉛筆(北星鉛筆)

最後は、北星鉛筆の大人の鉛筆だ。

老舗の文房具メーカーが手がける「大人の鉛筆」に、見事にヤラレた大人の僕 : ライフハッカー[日本版]

前述の記事の通り、いわゆる普通の鉛筆とは違い、シャープペンシルのようにノックして芯を出すタイプのものである。しかし使っている芯は鉛筆そのものであるし、グリップの部分もまさに鉛筆といった感じだ。私は藍色を買ったのだが、この色も深みがって気に入っている。

書き味については、「サラサラ」、より正確に言えば「しゃらしゃら~」という感じである。

「Hi-uniのしゅらしゅら~と何が違うんだ!」といわれそうだが、違うんだから仕方ない。大人の鉛筆は「しゅらしゅら~」ではなく、「しゃらしゃら~」なのだ。
思うに、大人の鉛筆のほうがHi-uniよりも芯が硬め(ルモグラフよりは柔らかめ)なのだと思う。なのでHi-uniのように芯が紙とよりベッタリになるゆえの「しゅらしゅら~」という書き味よりも若干滑り具合がいい、「しゃらしゃら~」という書き味になっているのだと思う。

Hi-uniとルモグラフの中間の硬さ、という感じだ。


以上で私のお気に入り(というか定番?)鉛筆3種の書き味紹介を終わる。ちなみに私は現在大人の鉛筆を主に使用している。そして気分によって(「あぁー今日はトゥルトゥルッて感じで書きたいな!」みたいな)鉛筆を使い分けることもある。

ぜひ多くの皆様にこの書き味の違いを体験していただきたい。



ちなみに、しゅらしゅら~とか、トゥルトゥルッとか、しゃらしゃら~とか、自分でも言ってて気持ち悪いと思ってます。でも気持ち悪くたっていいじゃない人間だもの!