サッカー解説者・松木安太郎の変遷(動画多数)
焼き直しパート2。
松木安太郎氏といえば、サッカー日本代表戦をテレビ観戦する方には超おなじみの、テレビ朝日名物解説者である。
アナウンサー以上に日本のチームに対する応援やゲキを飛ばし、興奮しながら解説することが多い。日本に対する情熱が度を過ぎて、「応援しているだけで解説者としての役割を果たしていない」という視聴者からの意見、抗議も少なくないが、「日本を応援する代表的存在として好感が持てる」などの好意的意見も見られ、賛否両論がある
松木安太郎 - Wikipedia
などと書かれているように、松木解説=うるさい・解説になってない・応援団長というイメージである。そしてこのイメージは正しい。あとで貼る動画を見てもわかるように、実況を放棄し、視聴者の心を(良くも悪くも)揺さぶるその言動は、まさに応援団長である。特に、実況角澤・解説松木、セルジオの「鉄のトライアングル」を形成しようものなら*1、もうその試合のフィールドはピッチではなく、実況席である。まあただ、松木さんの解説はもはや解説ではなく、一種のエンターテイメントの領域に達していると考えられなくもない。以下参考動画。
AFCアジアカップ2011 松木安太郎総集編(Part1) - YouTube
私はといえば、あとから動画サイトで見る分にはおもしろいけど、リアルタイムで見ているときに松木さんの解説は勘弁してください、と思う。
松木さん昔はもっと静かだったのに・・・
かといって松木さんが昔からこんな大騒ぎ解説をしていたかというと、それがそうでもないようである。サイトにあがっている動画から、松木さんの騒がしさの変化を追ってみよう。
- 1997年仏W杯アジア最終予選・第三代表決定戦 日本対イラン
ジョホールバルの歓喜(実況:山本浩アナ)2/2 - YouTube
どうですか、得点シーン。W杯初出場がかかる試合の、しかも大事な先制点が決まったのに「よしっ」しか言ってない。今だったらもう大変な騒ぎですよ。だいたい、NHKの山本浩アナと松木さんなんて、今考えたら何という組み合わせだろうか。サッカー解説のカリスマと名物エンターテイナー解説者なんて・・・。
- 2000年シドニー五輪男子サッカー 日本対南アフリカ
2000 シドニー五輪 グループD 日本 vs 南アフリカ【Japan vs South Africa ...
これも静か。まあ実況がうるさすぎというのはあるが・・・
- 2002年日韓W杯 日本対チュニジア
日本 VS チュニジア FIFA 日韓W杯 (2002年) - YouTube
97年のイラン戦に比べるとだいぶうるさいがが、それでもまだ静か。
- 2004年アジアカップ準々決勝 日本対ヨルダン
AsiaCup 2004 Japan vs jordan (2004年アジアカップ 日 ...
この辺からなんかおかしくなってくる・・・
- 2006年ドイツW杯 日本対クロアチア
2006 FIFA ワールドカップ 日本 VS クロアチア 川口PK阻止 - YouTube
2006 FIFA ワールドカップ 日本 VS クロアチア 柳沢決定機逃す - YouTube
ああああああああーーーーーー!
- 2007年 アジアカップ準々決勝 日本対オーストラリア
松木さんの「あああー!」は世界が終わりそう。
- 2007年 北京五輪アジア最終予選 日本対サウジアラビア
(サッカー)松木絶叫「ほら来たぞ!おら!」 U-22サウジ戦 - YouTube
丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
- 2008年 南アフリカW杯アジア3次予選 日本対バーレーン
もうこのあたりになると、安定して松木ワールド。
- 2011年アジアカップ決勝 日本対オーストラリア
アジアカップ2011 日本VSオーストラリア 李決勝ゴール 1-0 長友 - YouTube
【AFCアジアカップ2011】激闘の決勝戦 放送席 日本決勝弾の瞬間! - YouTube
私はこの試合をテレビで観戦しながら、「これは松木伝説に新たな1ページが加わる・・・」などと思っていた。
まとめ
松木さんは昔はいまほどうるさい解説ではなかったようであるが、2000年代に入って徐々に騒がしさを増していったようである(セルジオと組むようになったから・・・?)。そのきっかけがよくわからなかったけど、松木解説はまあそれはそれでおもしろいので、サッカー中継の際にオプションとしてあってもいいと思う*2。