「民間」語りはやめよう
なんでそんなに「民間はもっと大変」って台詞が好きなわけ?誰も聞いてないし、比較する必要もないだろう。いや比較する必要があったとしても、比較する対称がおかしいだろう。なんだよ「民間」って。どこだよ「民間」って。
— kotaroさん (@kotaroen) 2013年5月12日
私は「民間企業」とはいえない、どちらかと公共的性格の強い職場で働いている*1。先日他部署のかたに仕事の話を聞き、あー大変そうだなーと思ったのでそのまま口に出した。
わたし「他部署さんの部署、大変そうですねぇ」
他部署さん「いや、でも民間はもっと大変だから」
私は「民間」のはなしなどしていないし、聞いていない。民間と比べて忙しいかどうかなど聞いていない。あなたが大変と感じているかどうかを、聞きたかった*2。っつーか「民間」てどこだよ。
あなた自身、わたしたち自身の大変さを語るのに「民間」を引き合いに出す必要はない。比較したければ、より具体的な企業名を出すか、もしくはより全体の傾向をとらえた上でするべきだ。また、「民間」と比較して、「自分たちはまだまだマシだ」とおもったところで、あなた(わたし)の大変さが消えるわけではない。その大変さを解消しなくていいわけではない。
以前、「恵まれてるよ」というのはやめよう - 準備運動という記事を書いたが、「ほかと比べて自分はまだマシ」という考え方はいろんなひとを不幸にする。
すくなくとも、私は「民間」語りはしたくないし、されたくない。
さあ、あなたも。