蔵書管理再開 ―MediaMarkerとブクログ―

大学3年生くらいの時だったと思う。
「大学生は本を買いまくって読みまくるものだ!」と思っていた*1私は多くないアルバイト代をせっせと本に費やしていた。たいして考えもせず、ほしいと思った本は片っ端から買っていった。いつしか私の小さな部屋には本があふれた。そして、同じ本が数冊・数ペアある、という事態になった。

蔵書管理を始める

これはよくない、と思いメディアマーカーというウェブサービスを使用して蔵書管理を始めた。このサービスは蔵書登録する際のバーコード読取機能があって、スマートフォンなどでバーコードを読み取りながらさくさく登録ができた。
妹にアルバイト代を払って自分の蔵書をすべて登録してもらい、「あれ、この本もってるっけ?」と思ったら必ず確認してから買うようにした。

大学院を修了して就職する際、「シンプルライフをめざそう!断捨離断捨離!」と思い立ち、蔵書の一部を処分することにした。結構大量に処分したのだが、なにを処分したか記録しなかったため、メディアマーカー上ではどれが所有している本でどれが廃棄した本なのかわからなくなってしまった。そして、メディアマーカーを使わなくなった。

蔵書管理を再開する

しかし最近、ふたたび本を買い始めたこともあり、もう一度蔵書管理をしよう、と思い立った。最近は勢いで購入しないようにしているので、もう同じ本を買ってしまうということもないだろうが、今この時点で自分の蔵書がどのような感じになっているかを一度把握しておくのも、まあそんなに無駄じゃないだろう、と思ったことも蔵書管理再開の理由だ。

蔵書管理サービスを選ぶ

候補に挙げたのは2つのサービス。ひとつは再びメディアマーカー、そしてもう一つはブクログだ。
いろいろなブログなどを参考にしながら選ぼうと思い色々と読んでみたがイマイチぴんと来なかったため、とりあえず2つとも登録し、数十冊登録してみて使い勝手を判断することとした。そして、以下のようなことがわかった。

  • MediaMarker
    • 名前の通りBookだけではなく、スマートフォンアプリやCD・Amazonにない書籍などいろいろなMediaが登録できる。
    • バーコード読み取り機能で登録がさくさくできる(ただしブクログのほうが読み取りスピードそのものは速い気がする)
    • 「連続スキャン」機能パネエ
    • 画面の見た目は相変わらずシンプル。悪くいえば殺風景
    • タグなどを利用していろいろな管理方法の可能性がある
  • ブクログ
    • 見た目が楽しい。本棚スタイルが素敵。
    • バーコード読み取り機能はブクログにもついている。メディアマーカーよりもさくさく認識する
    • しかし、バーコードを読み取ってから登録までの手順が若干面倒くさい

MediaMarkerに決定

最終的にメディアマーカーを再度使用することに決めた。
決め手は

  • バーコード読み取り機能
  • タグ等での管理のしやすさ

である。

バーコード読み取り機能

先に書いたとおり、単純にバーコード読み取りスピードだけならブクログのほうがはやい気がする。また、なぜかメディアマーカーiPhoneを横にすると認識率がアップするというよくわからん状態。
しかし、読み取りスピードよりも重要だったのが「連続スキャン」機能の有無だ。

ブクログはバーコードを読み取った後、当該書籍の情報が表示され、「登録」ボタンを押してはじめて登録される。普段は何の問題もないだろうが、私の場合はまず数百冊の書籍を登録する必要がある。そんな場合にいちいち登録ボタンを押すのは面倒なのだ。バーコード読み取った瞬間、どんどん登録してもらわないと困るのだ。

そこでメディアマーカーの「連続スキャン」機能だ。

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連続スキャンをオンにしておけば、バーコードを読み取るとともに書籍情報が登録されていく。これならさくさく登録できるぞ!!!

タグ等での管理のしやすさ

ブクログは単純に「蔵書管理」をするだけならいいのかもしれないが、たとえば「図書館で借りてきて読了したもの」などをログとしてのこしておく際には少々面倒くさい。わざわざ1つのカテゴリーを作り、そこに登録する必要があるからだ。メディアマーカーであればと「図書館」というタグを用意しておき、図書館で借りてきた本も所有している本と一緒に登録し、「図書館」タグだけつけておく。そうすればあとから「図書館で借りてきた書籍」や「実際に所有している書籍」などを表示させるのもタグで絞り込めばいいだけで簡単だ。
また、ブクログでは「ウィッシュ」の管理ができない(これもカテゴリ使えばいいけど面倒くさい)。この点もブクログではなくメディアマーカーを選んだ理由のひとつだ。

いつまで続くか

こうして、私の蔵書管理第二期がスタートした。今度書籍を処分する際は、ちゃんとメディアマーカー上の蔵書データを消去することにしよう・・・。

*1:この考え自体は間違っていないと思うが