仕事休んで気胸手術に行ってきた ―自然気胸入院記録その④:入院三日目朝~

【はじめに】本エントリは私の個人的な入院・手術の記録です。当然ながら症状、病院の対応は一人一人異なることになると思います。体の調子が悪かったら本エントリ(や他ブログ)の内容をもとに判断するのではなく、専門医の判断を仰いでください。また治療についてもご自身が納得した上でその医療機関の方針に従ってください。

気胸入院記録シリーズ仕事休んで気胸手術に行ってきた ―自然気胸入院記録その③:入院二日目~三日目朝の続き。

入院三日目朝~

辛かった手術当日の夜をなんとかかんとか、やっとこさっとこ乗り越え、とりあえず朝の時点で酸素マスク、指についてた酸素濃度計、血栓防止のための足マッサージ器(空気で圧迫するやつ)、尿管ははずれた。ついているのはドレーンの管と、点滴。ベッドから起き上がり、トイレに行くくらいの動きができるだけ、だいぶ楽になった。

管との戦い

このドレーンの管だが、脇腹ちょっと胸よりの部分についている。この部分は手術で約10㎜の穴を開けており、そこに管が入っている。胸腔内の空気や余分な体液を排出するために必要らしい。

管は吸引器?につながっていて、移動するときはこの機器を連れて行く必要がある。まあ点滴は続いているからこれがなくても、連れて行く機器はあるんだけど・・・。

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↑こんな感じ(病棟名とか入っている部分はモザイク)。

決して重たくはないので、点滴をつれて歩いているのと感覚的には大して変わらない。

しかし、ドレーンが入っていることで、かなり痛い

激痛というほどではないのだが、ちょっと動くたびズキンズキンと痛むし、熱を持ってひりひり、じんじんする感じもある。せっかくいろいろな管が抜けて自由に動けると思ったが、このドレーンの管によって、またもや大きく動きを制限されることになる(痛くて動く気がなくなる)。

朝になると痛み止めの効果が切れてきたのか、どんどんずきずきし始めた。痛みに耐えながらも寝転がったりして休んでいた(寝ていても痛むので読書もちょっと辛かった)。


7:00ごろ食事の時間。今日の朝は水のみ。手術翌日の朝から薬の服用がはじまった。痰を出す薬2種類、痛み止めを1種類(ロキソニン)、そして胃薬だ。

こんな小さい錠剤1粒の痛み止めが効くかよ、ケッ!!!と思っていたのだが、これがとても良く効いた!この薬を飲むことで顔をしかめる痛さだったのだが、なんとか動いたりかるく寝返りを打ったりできる程度までになった。本当に薬の効用なのか、プラシーボなのかはわからないが、とにかく痛みが引いてくれるならなんでもよかったので助かった。


9:00ごろ、病室におおきな機械が登場。なんだなんだ!と思ったらレントゲン撮影機だった。レントゲンを撮るとは聞いていて、「別の階の放射線科まで歩いて行くのは辛いな・・・」と思っていたので移動しなくていいのはありがたかった。

12:00昼食。全粥と聞いていたが、パン食だった。久しぶりの食事はうまいなぁ・・・。

痛みと闘いつつ安静に

さて、朝以降何回かトイレに行った。尿管抜いた後の排泄はしみる、が3~4回排尿を経るとだいぶ楽になってきた。
痛いことは痛いのだが、抜いた直後よりは確実に良くなってきている。こういう回復が実感できる出来事が、すごくうれしかった。

午後も管の痛みと格闘しながらもなんとか本を読むくらいの余裕は出てきた。

そんなこんなで病院での3回目の夜を迎える。今日の夜は少し眠れそう。

夜中、おそらく午前2時頃にドレーンが入っている箇所が痛くなり目が覚める。。ナースコールを押して、看護師さんに硬膜外麻酔一括注入をしてもらう。しかし痛みはあまり変わらない…硬膜外麻酔、効いていないような・・・

硬膜外注射に関しては結局効果があるのかどうか、最後までよくわからなかった。


「入院四日目」につづく。

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