仕事休んで気胸手術に行ってきた ―自然気胸入院記録その⑦:退院後(傷口写真あり)
手術跡(傷口)の写真がございます。それほどグロくはないと思いますが、あらかじめご了承ください。
【はじめに】本エントリは私の個人的な入院・手術の記録です。当然ながら症状、病院の対応は一人一人異なることになると思います。体の調子が悪かったら本エントリ(や他ブログ)の内容をもとに判断するのではなく、専門医の判断を仰いでください。また治療についてもご自身が納得した上でその医療機関の方針に従ってください。
気胸入院記録シリーズ、仕事休んで気胸手術に行ってきた ―自然気胸入院記録その⑥:入院五日目、退院日の続き。
退院後の生活:傷の痛みとお風呂
さて、結局手術前日に入院し手術後3日目で退院、4泊5日の入院生活を終え、念願の帰宅を果たしたわけだが、入院前の生活にすぐ戻れるわけではない。
今回は胸腔鏡手術を行ったため、
- 脇の下に一カ所(5mm)
- 乳首あたりに一カ所(3mm)
- 脇腹に一カ所(10mm。ドレーンの管が刺さっていたところ。スキンステープラーで止めてある)
の三カ所に穴が開いていて、ちょっと痛む。
乳首の傷は強く押したりしない限り痛まないのだが、まず脇の下の傷が痛い。
腕を動かしたり、腕に力を入れたりするとズキンと痛みが走るため、なんとなく動作がぎこちなくなる。
ただ、この痛みは日に日によくなり、3~4日で気にならなくなった。
脇腹10mmの傷はスキンステープラーで留まっている。ここは傷口の大きさの割に痛みはそうでもないのだが、なんかこう、つままれているような違和感を常に感じる(皮膚をつまんだ上でステープラーでとめているので当然だけど)。
走ったりして体に振動が伝わると傷口が痛むため、運動はまだまだできそうにない。しかし、仕事に関してはデスクワークなので、退院後土日を挟んで3日休み、復帰した。
ただ、当分は定時で帰ったり、週1~2日くらいは有休や半休を挟みつつ、無理のない程度でやらせてほしいと上司にはお願いし、理解してもらった(実際、力仕事とか出なければ、退院翌日から働くことも無理ではないと思うけど・・・)。
お風呂について
また、お風呂にはまだ入れず、退院一週間はシャワーのみといわれた。その際に傷口の保護シールに水が入った場合は、交換するように指示をもらった(保護シールは一枚100円だった。結構高い・・・)。
退院したらお風呂は入れる!!と楽しみにしていたのだが、腕を動かすのが痛くて、ガシガシ体を洗うわけにはいかず、まだまだストレスがたまる。
なお、ちゃんと保護シールを貼っていたので、傷口がしみることはなかった。
外来で抜糸
退院して4日後に、再度病院へ。
この日は外来で抜糸(抜針?)をすることになっていた。
ドクターに傷を見せると、「オッケー外はまだくっついてないけど、中はくっついているから大丈夫だよー針抜くね-!」といわれる。そ、外側はくっついてなくてもいいのか・・・?
針を抜く器具とはさみを使ってクリクリ抜いているようだが、見えなかったし痛くもなかった(ちょっとひっぱられてるなーくらい)ので抜針の仕方はよくわからなかった。
ともあれ、ステープラーの針を抜いたことで、湯船にも浸かってOKになりました!!
運動に関しても「普通にやっていいよー」とのこと。ただし、まだ傷口は痛むので、当分はおとなしくしているはめに。
やれやれ、まあこれで普通の生活に戻れるかな。
↑これはたぶん抜針後3日目くらいの写真。
なんか胸が痛いんですが・・・
と思った抜針2日後、家でごろごろしていて、起き上がろうと腕で床を押した瞬間、胸の中央部(鎖骨の高さくらい)にズキン!という痛みが走った。
再発か・・・!
と思って、心臓が超バクバクし始める。
しばらく安静にして様子を見る。
しばらくして、自分の様子を冷静に観察してみると、
- 痛みが走った胸中央部は、確かに痛い。深呼吸や咳をすると痛む。
- かといって息苦しさがあるわけではない。
- 以前のように動くと胸が痛んだり、かがむと「コポコポ・・・」と空気漏れを感じるわけでもない
うん、再発じゃない。たまたま胸が痛んだだけだ!!
と判断した。(自分に言い聞かせた)。
その後
その後、痛みはしばらく続いたが、結局10日くらいでいつのまにか消えてしまった。これは再発だったのか、それとも別の理由で痛んだのか、未だにわからない。
手術から20日くらいたつと、もうほとんど元の生活に戻ったといえる。傷口にはあいかわらずかさぶたがついているが、お風呂でもそれほど気にならずに体を洗ったりしていた。
結構な期間安静にしていたので、体力や筋力が落ちていた。
無理をしない範囲で体力を戻そうと、ランニングをちょっとずつ再開した。
そうしているうちに、気胸の手術をしたという記憶も、なんだか頭の片隅に追いやられてきた気がする。
ひとまず、これで私の気胸入院記録はおしまし。
「まとめ」につづく。