お寿司の数え方は「1カン」じゃなかったの?!

年末年始、こたつにもぐりぬくぬくしながら、ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎を読んでおりました。


本書は週刊文春で連載していた、堀井憲一郎さん(とそのチーム)が他の人が時間をかけて調べたりしないような物事を調査する『ホリイのずんずん調査』から100本とりだし、まとめたもの。

その中で、「へぇ~」と思ったテーマがありました。


http://www.bandai.co.jp/releases/images/2/11841.jpg
『1/1へぇボタン』株式会社バンダイ

お寿司の数え方

本書で取り上げる2つめのテーマとして

「寿司を「1カン」と数えだしたのは平成に入ってからである」

があげられております。

ホリイさん(とそのチーム)は、1983年から2009年までの寿司を扱った雑誌記事を収集し、そこで寿司がどのように数えられているかを調査しました。すると、たしかにこのデータからは90年以降「カン」という数え方が増えてきているのがわかります。

では「カン」が増える前はどのような数え方をしていたのか、それはこの調査結果からではわかりません(「非カン」(個など)とされています)。



えええカンって昔からある数え方と思ってた!勉強になったなぁ!(なんの)90年代以前はなんて数えてたんだろう普通に「個かな?!」と感動(なにに)し、こたつの正面にもぐりぬくぬくしていた親(50代)に聴いてみました。


私「お寿司の数え方、「カン」ていうようになったのは最近のことなんだって!昔はなんて数えてたの?個?」
カン



親は「そんな昔のことは覚えてない」だそうです。
まあ本書でも言及しているように、お寿司が「広く開かれた」のが90年代であり、そこで新しい数え方が求められ、カンがどういうわけか定着した、というのがしっくりくるわけです。


「昔は寿司はカンなんて数えなかったぞー」という記憶をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えてください。