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【読んだ】わたし、新書が好きっ!/『新書がベスト』

私は、「新書」が好きだ。
新刊書、ではない。新書版(B40?)と呼ばれるサイズの本のことだ。岩波や中公、講談社が出してる、あの長方形の本だ。

新書 - Wikipedia
B40 - Wikipedia


学生時代、「どんな本読むの?」と聞かれて、「いろいろ読むけど新書をちょいちょい買って読むのが好きだよー」と答えると「えwww新書?wwwマジメwww読書家は違うねー」みたいな反応されたことが結構あった。

私は、新書は読書のエントリーモデル*1であり、たいした労力もなく、むしろいろんな分野の知識をつまみ食いできるマジメとは真逆の「フマジメ」な読書ツールだと思っていたので、この反応には驚いた。

読む人は読むけど、読まない人は読まない、私がこよなく愛する新書。

新書はコンパクト、安価、サクッと読める

新書はコンパクトで片手で持つことができて、割と安くて、サクッと読める。

新書一冊読んである分野についてわかったつもりになり、ドヤ顔で知識をひけらかすだけならそれはそれは恥ずかしい。けれでも、ある分野に興味を持った際、そのテーマについて書かれた新書を数冊読んでみるというのは、エントリーの方法として悪くない。すぐに読めるし、ダメ本であっても数百円なのでそれほど惜しくない。


でも、私のまわりで新書を読んでいる人がほとんどいなくて正直、「え、大人は新書読まないモノ?!」などと無意味な心配をしていた。いやほんとくだらない心配だけど。

新書ばかり読んだっていいじゃない!

そんな余計でくだらない心配や不安を吹き飛ばすために読んだのが、この本。

新書がベスト (ベスト新書)

新書がベスト (ベスト新書)

大見出しだけを抜き出した目次は以下の通り。

序章:生き残りたければ、新書を読め
PartⅠ:新書の買い方、読み方
PartⅡ:新書を10倍生かす方法
PartⅢ:新書レーベルめった斬り!
PartⅣ:新書と電子ブックの未来

お馴染み小飼弾が、新書について書いた本だ。

おおざっぱに内容をまとめると、「これからの時代生き残り、必要な人材になるためには情報を引っ張ってこなければならない!そのためにはノンフィクションをたくさん読まねばならない。新書はそのための重要かつ最適なツールだ!新書だけ読んでりゃいいぞ!」という感じだ。

PartⅠとPartⅡはいわゆる読書術的な内容。
「大型の書店に行って適当に300冊新書買ってこい」という無茶なアドバイスから始まりつつも、「目次やタイトルから内容を推測しろ」、「読んだ内容はどんどん引用して「使え」」、「自己啓発本はツッコミ入れながら読め」、「ジュニア向け新書をバカにするな」などといった基本的なアドバイスが並んでいる。

PartⅢでは各新書レーベルを取り上げ、特徴とそのレーベルでのおすすめ新書を紹介していく。
とりあげられているレーベルは岩波・中公といったおなじみのところからブルーバックス・DOJIN新書・マイコミ新書といったいわゆるマイナーなところも押えている。

正直PartⅠとPartⅡの読書術的な部分に読ませる点は少ないのだが、PartⅢにでてくるおすすめ新書(PartⅠとPartⅡにもいくつか紹介されるけど)を抜き出して、新書リストとしての活用をした方がいいと思う本だ*2


いや、そんなことはこの際どうでもいい。
小飼弾に「新書だけ読んでりゃいいんだ!」と言ってもらうためだけにこの本を読んだのだ。その目的は完全に達せられた。
新書いっぱい、好きなだけ読んでいいんだ。よーし今日も新書買っちゃうぞ!!!

廻りに読んでいる人が少なくったっていいじゃないか。新書はとってもいいものなのだ!
新書愛好会会員募集中です(嘘

おまけ

最後に、このブログで紹介した新書のなかから特におすすめをば。

名画を見る眼 (岩波新書)

名画を見る眼 (岩波新書)

【読書】高階 秀爾『名画を見る眼』 - やすらか生活への準備運動

近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (上) (中公新書 (385))

近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (上) (中公新書 (385))

【読書】『近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (上) 』 - やすらか生活への準備運動

キヨミズ准教授の法学入門 (星海社新書)

キヨミズ准教授の法学入門 (星海社新書)

【読書】木村草太(2012)『キヨミズ准教授の法学入門』 - やすらか生活への準備運動


そういえばこんなのもやったな。
#個人的中公新書ベスト5 - やすらか生活への準備運動

*1:と同時にどんな読書レベルにある人にとってもおすすめできる、いろいろな読み方ができるモノだと思っている

*2:もっとも本書内で小飼弾は「最初はおすすめ本を買わないで適当に選べ」といっているけれど