「バリバリ働く」の含意


先日、大学生の後輩の就活話を聞いた。彼女は就職活動中で、私も乏しい経験からできる限りの(大して求められてもいない)アドバイスをさせていただいた*1。その際、彼女との会話の中で「バリバリ働きたいか否か」ということが話題に上った。


「バリバリ働きたいか」

彼女曰く、「私はバリバリ働きたくない」。どういうことかと尋ねるとどうやら

・異動はそれほどなく
・土日が休みで
・それほど残業とかがない

といったような仕事を見つけたい、ということらしい。

私と一緒だなあ、と思った。私も、上のような環境で働きたいと思っている*2。しかしながら私は、それを「バリバリ働きたくない」と表現することに多少の違和感を感じていた。

というのも、確かに私は残業とか休日出勤とか大嫌いだし、定時になった瞬間「お疲れっす!」と帰りたい人間だが*3、かといって勤務時間中だらだらして過ごしたいわけではない。勤務時間中はタスクリストに表示されたタスクをしっかりこなすし、常に「問題はないか、解決できることはないか。よりよいものを作るにはどうしたらいいか」と意識し、問題解決に取り組んでいるつもりである。なので、その意味では私は「バリバリ働いている」つもりだしバリバリ働きたいと思っている。

「バリバリ働く」の含意

「では、ゆるりすとさんはバリバリ働きたいんですね」といわれたら、「いや、そうでもないかも・・・」と答えたくなる。なぜかというと、どうも「バリバリ働く」に「勤務時間にしっかり仕事をする」以上の意味が含意されていると感じるからだ。「土日も関係なくバリバリやります!」、「バリバリ働いて気づいたら午前2時でした!」等々・・・(極端?)。こういった含意があると感じているので、私はどうも「バリバリ働きたい」といい難い。



勤務時間内にバリバリと仕事をし、なるべく定時でスパッと帰る、私が目指すこういった働き方を表現するいいことば、ないかな*4

*1:エントリーシートははやめに書く練習しといたほうがいいよ!みたいな、超有益なアドバイスです!

*2:そして今のところ、それほどこの理想からかけ離れた環境ではない

*3:さすがに今これはできない

*4:こういうこと考えるのも、私がそれほど勤務時間の変動がない、デスクワーク中心の職場にいるからかもしれない