お寿司の数え方は「1カン」じゃなかったの?!
年末年始、こたつにもぐりぬくぬくしながら、ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎を読んでおりました。
- 作者: 堀井憲一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/08/06
- メディア: 単行本
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本書は週刊文春で連載していた、堀井憲一郎さん(とそのチーム)が他の人が時間をかけて調べたりしないような物事を調査する『ホリイのずんずん調査』から100本とりだし、まとめたもの。
その中で、「へぇ~」と思ったテーマがありました。
お寿司の数え方
本書で取り上げる2つめのテーマとして
「寿司を「1カン」と数えだしたのは平成に入ってからである」
があげられております。
ホリイさん(とそのチーム)は、1983年から2009年までの寿司を扱った雑誌記事を収集し、そこで寿司がどのように数えられているかを調査しました。すると、たしかにこのデータからは90年以降「カン」という数え方が増えてきているのがわかります。
では「カン」が増える前はどのような数え方をしていたのか、それはこの調査結果からではわかりません(「非カン」(個など)とされています)。
えええカンって昔からある数え方と思ってた!勉強になったなぁ!(なんの)90年代以前はなんて数えてたんだろう普通に「個かな?!」と感動(なにに)し、こたつの正面にもぐりぬくぬくしていた親(50代)に聴いてみました。
私「お寿司の数え方、「カン」ていうようになったのは最近のことなんだって!昔はなんて数えてたの?個?」
親「カン」
親は「そんな昔のことは覚えてない」だそうです。
まあ本書でも言及しているように、お寿司が「広く開かれた」のが90年代であり、そこで新しい数え方が求められ、カンがどういうわけか定着した、というのがしっくりくるわけです。
「昔は寿司はカンなんて数えなかったぞー」という記憶をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えてください。